日本学術振興会の "若手研究者海外挑戦プログラム" に採択していただいたので,留学するための手続きを進めている。
申請には2019/4/1–2019/10/1を渡航期間として申請していたが,投稿論文と戦っているため出国日が後ろ倒しになってしまった。
まだ航空券は手配していないが6/10に出国を予定している。
半年間は留学すると決めているが,正確な帰国日は未定だ。
渡航期間が3ヶ月を切らなければ出国日・帰国日に融通が利く点は良い。
タイトルにもあるように,留学先は デンマーク工科大学 (Technical University of Denmark; DTU) (Technical University of Denmark - DTU) である。
DTUの概要とDTUを留学先として選んだ理由をまとめておく。
DTUの概要
国民の幸福度が高い国として常にランキング上位に位置するデンマーク。
DTUは首都コペンハーゲンから13 kmほど北に位置している。
日本で言うところの東京工業大学に相当するのではないだろうか。
大学ランキング (2018) も同じ程度だ。
総合ランキングでは150–200位だが,工学分野では33位とかなり上位にいる。
さすが大学名にTechnicalを冠しているだけある。
博士学生 (PhD student) の受け入れ態勢
DTUのトップページには,"PhD at DTU"というタイトルでリンクが貼られている*1 (2019年4月時点)。
リンクをクリックすると以下のページに遷移する。
"GET YOUR PHD AT DTU" はその名の通りDTUでPhDの取得を目指す人に向けたページだ。
デンマークの博士学生は授業料が免除される上に,月々約45万円の給料が支払われるらしい (http://www.ryugakupress.com/2018/10/03/denmark-3/)。
欧米諸国では博士学生は1人の研究員として雇われる*2。
私はDTUに入学するわけではないので "Guest PhD" にあたる。
ホームページのレイアウトを見て,DTUでPhDの取得者や短期留学する人が多いのだなと思った。
なぜDTUなのか
DTUを選んだ最大の理由は,現在所属している研究室の教授とDTUでの受入先研究室の教授が顔見知りだから。
研究室のOBが留学していたこともありコネはできていた。
受入先研究室はハイインパクトジャーナルにポンポン論文を通しているので留学先として申し分ない。
もう一つの理由は,最先端の分析機器を揃えていることとデータマイニングの専門家がいることだ。
身近では自分がやりたい実験が技術的にできない。DTUでは今のテーマをより発展させることができる。
現在,出国に向けた準備をしているがビザの取得で困っている。
というのも,デンマーク大使館のホームページでは具体的なビザ取得方法が明記されていないからだ。
ネットで情報を集めながら取得に向けて動き出しているがややこしい。
ビザの申請が済んだらその流れをまとめておく。
【DTUへ留学した人のブログ】
tomubox.hatenablog.com